夏を感じる和歌紹介(夏関係ない編)

夕立の匂いがビルの中にまで立ち込めていて、外を見なくても天気を感じることができます。

さて、今日紹介するのはこの和歌です。


滝の音は 絶えて久しく なりぬれど

   名こそ流れて なほ聞こえけれ


【現代語訳】

滝の流れる音を聞かなくなって、随分と時間が経ってしまった。しかし、その名声は人の口から流れて今も聞こえてくる。


作者の藤原公任(ふじわらのきんとう)は博学多才で、その名を都に轟かせていました。そんな彼が詠んだこの句は現代でも言えることです。

1000年前の人との繋がりを感じてしまいますね。


私たち人間も過去を振り返る時に、その人自身を思い出すのではなく、何をしたかということを思い出すに違いありません。だからこそ、このブログで1億を目指すと宣言するだけではなく、実際に手に入れなくては人々の記憶には残りません。


自分のしていることに迷ったのならばこの歌を読んでみてください。あなたという滝の音が消えても、行動は人々の記憶にきっと残るはずです。