パチンコ・スロットをやめる方法1

そんなものはない

 いや、ある

いや、ない

とりあえず私のパチンコ歴について軽く述べる。

 

大学時代、Iという悪友に誘われてパチンコに初めて行った。別に勝ったわけではなかったのだが、なんとなく面白くてちょくちょく遊ぶようになった。

 

当初は、友だちを誘うか誘われてパチンコ屋に行っていたのだが、次第に、近所の低貸(1ぱち5スロ)へ1人で行くようになった。負けることの方が多かったが、良い時間の暇つぶしにはなっていた。

 

またこの頃からYouTubeで"黒バラ軍団"という軍団を見つけ、それでなんとなく仕組みや勝ち方を理解していく。だがこんなものにハマったら闇金ウシジマくんに出てくる債務者みたいになるなぁ、もうそろそろ辞めようかなぁと思っていた。

 

 

 

 

 

 

だがギャンブルは私の脳を支配し始めていた。

 

 

 

それは大学2年生の試験期間。

私は単位が取れるか取れないか五分五分の英語の授業があった。

英語の授業は、卒業に多少関わる単位のものだったので、試験の前日まで不安で不安で仕方がなかった。継続的に勉強していなかったので、詰め込み勉強をして2時間だけ寝て学校に行くことにした。

そして当日

 

 

 

 

 

 

 

私はルパン三世を打っていた。

試験時間中にパチンコ屋に行ったのだ。

寝坊したわけでも、何かトラブルがあったわけでもない。

 

新台が打ちたかったからパチンコ屋へ行ったのだ。

パチンコ屋で学んだ事と言えばルパンはLUPINなんだなということくらいである。

「せっかく大学通ってるのに何してんだろ」という罪の意識がすごかった。

「もう絶対パチンコ屋には行かない」そう決意した。

 

大学の定期試験が終わり私はパチンコ屋へ直行した。

ペラペラな決意であった。

 

 

そこからは地獄の夏休みである。

週6でパチンコ屋へ行っていた。20スロ。

ここで負けてれば引き返せていたのかもしれない。

 

だが勝っていた。2時間打つ台がなければ何も打たないという超忍耐力を発揮し、勝ち続けていたので、辞める理由もなかったのである。

 

そして大学3年生になる頃には週一の家庭教師バイトだけになり、あとの生活費はパチスロで稼ぐようになった。

 

 

2へ続く